私はなぜか装飾品には興味が湧かないのです。女性がある程度着飾ることはかわいいと思うのですが、男性で過剰に高価な時計やネックレス、洋服を着ている方の目的が理解できません。もし、「オレは金持ちなんだぞ!」ということを見せたいのだけでしたらイヤらしいですよね。
私は仕事先や飲みに行くと腕時計をはずし無くしてしまうので普段から腕時計はしません。それに時間が知りたい時は携帯電話で見ることができるので、不自由しないのです。腕時計に対する気持ちはそんなものなので、以前にセブンスターを1カートン買うとついているおまけの腕時計を喜んでつけていたら、看護士さんにからかわれたこともありました。
6年前に韓国旅行をしたときに、偽物のロレックスの腕時計を売ってました。友人がそれを買って旅行中につけて遊んでましたが、旅行が終わったら私にくれたのです。私は喜んで腕時計をいただきましたが、それを使うことはありませんでした。
あるとき、バイク仲間の20歳の大学生、たけし君と飲みに行くことになりました。たけし君は彼女ができたので、私に自慢したかったらしいのです。彼女は21歳、夜のお仕事をしている方でした。お洒落な店に連れていく約束でしたから私も多少きれいな恰好をしなければなりません。私は何気なくあの偽者の腕時計をして行ってしまったのです。
たけし「由美ちゃん、この人は志賀先生といって、リッツ美容外科の院長なんだよ。すごいだろ。」
私「いやいや、開業したばかりだし借金だらけで忙しいし、大変なだけで、全然すごくなんかないですよ。」
由美ちゃん「リッツ知ってるー。友達で二重やってた子いるよー。腫れなくてメッチャ喜こんでたあ。すごーい。」
たけし「持ってる物も違うよなー。その腕時計、ヨットマスターっすか。100万くらいするんすよねー。すげーなー。」
私「え!!!(時計の名前なんか知りません。ヨットマスターってこの時計の名前なんだ・・・汗)。あーそうか、うん、これね。そうかなあ。高いよねー。ちょっとトイレ行ってくるね。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・トイレですぐに時計をはずしたのは言うまでもありません(汗汗)。
たかが腕時計でこんなに恥ずかしい思いをするとは思いませんでした。翌日、梅田の阪急デパートで、泣く泣くロレックスのヨットマスターを買いました。生まれて初めて自分で買った唯一の腕時計です。
知らないって怖いですね。本物と偽者を並べて比較すると、全く違うものです。あー恥ずかしかったあ。
