私たちが小学校のころはソフトボールが盛んでした。私も小学校4年からは上級生に混じって毎日練習してました。そのころは町内対抗戦でしたから、私たちの町の公園でも毎日誰かがソフトボールをしてました。
4年生のころは補欠です。5年生になってからはレギュラーになりました(町内に4~6年生は20人くらいしかいませんから大したことではありません)。すばしっこく、スポーツが得意だった私はピッチャーに選ばれました。いよいよソフトボール大会の日 注目度は低く 初戦に勝てば上出来くらいのチームでした。それが同級生や先輩のいる優勝候補の強敵チームを次々と倒し 決勝戦まで進出してしまいました。
決勝戦は4年生以上の生徒500人以上が見ている中での試合です。私は頭の中が真っ白です。マウンドからキャッチャーまでの距離も いつもよりはるかに遠くに見えてました。大好きだった女の子も見てます。そんな中で投げてますから なかなかストライクが入りません。さらにさっきまで仲良かった野球仲間が ねたみもあってか「チビピッチャー!!ヤーイ!!」などとヤジをとばしてきます(涙)。6年生が「変わろうか?」と言ってくれましたが、「大丈夫です。投げます。」と、投げ続けました。結果は0-1で負け、準優勝でした。けど、5年生で投げぬいた私は、翌日の朝礼で優秀選手賞の賞状を頂き 大きな満足と自信を得ることができました。この幼少時の栄光はその後の人生の自信につながっていったのです。
今でもときどき夢を見ます。王監督がドラフトでなぜか私を6位で指名するのです。さらに新聞記者もやってきて取材を受けます。王監督は「一緒にがんばろうよ!」と言ってくれます。けど、クリニックを開業しているので悩んでしまうのです。「どうしよう。プロになりたいけど、明日もオペがあるしなあ。どうしよう。」。そこで目が覚めます。(40年前の小さな栄光をどこまで引っ張るんだよって感じでしょ。笑)
