今年の夏、兄が享年52才で他界しました。
私の尊敬する医師であり、生まれたときからの目標でしたので、この2か月間、私の心は糸のない凧のように彷徨っておりました。
しかし、そんな深い悲しみの中、とても嬉しかったことがありました。兄の通夜と告別式に1500人もの人に来ていただき、盛大に行なわれたことでした。たったひとつの魂を1500もの人に見送っていただいたのです。そんな兄は幸せ者でした。リッツ美容外科の各院からも花や電報が届き、東京院の広比院長夫婦、横浜院の阿部院長夫婦には、わざわざ東京から来ていただきました。大勢の前でしたし、精神的に衰弱しているときでしたので、そんなときに親しい人達に会い、思わず涙が溢れてしまいました。
しかし兄の四十九日も過ぎたので、いつまでもフラフラと彷徨っているわけにはいきません。私は一大決心をしました。兄が得意とする、変形性膝関節症やリウマチによる膝関節症に対する人工膝関節の手術をマスターすることです。
兄の診察していた大勢の患者さんが、いらっしゃいます。これから手術が予定されていた患者さんたちのために、私は早速行動に移しました。某大学病院の整形外科で手術を教えてもらうことにしたのです。スタートは研修医と同じです。朝早くからのカンファレンスにはじまり、手術や外来での勉強です。はじめてみると、医師になりたてのころのフレッシュな気持ちが蘇ってきました。新しい病気のことは何を聞いても新鮮ですし、興味深々です。手術の部位こそ異なりますが、骨を切ったり削ったりするのは整形外科も美容外科でも同じです。今後、美容外科での自分の技術にも幅が広がりそうな予感がします。
ですから、最近は生きていく目標を定め、元気になりました。これからまた、ブログにも取組んでいこうと思います。お休みしている間、メールで励ましていただいた皆様、ありがとうございました。

コメント
先生、がんばってください!
応援してます。
美容外科医は辞めちゃわないですよね~。
先生のブログ楽しみにしてます!!
Posted by: BANBI | 2008年10月 8日 19:55
たまたま、先生のブログ勤務中に見つけました。大変おもしろいです(^^♪
私達ファミリーも、二日間お世話になりました。頑張って新しい知識を得て下さい。
文面から察すると、本当に仲の良い兄弟だったんですね。
私も帰宅後、息子の本棚にチャッカリ二冊の本(医大の教科書)入れときました。先生達みたいになれますようにと、願いを込めて(笑)
Posted by: きよ | 2008年10月10日 11:55
知らずに失礼致しました。
お兄様のご冥福をお祈り致します。
私の兄も、3年前に53歳で他界しました。
大切なご家族を失う痛み、寂しさ、お察し致します。
大変な時期での、整形外科の手術のお勉強。
きっと、お兄様も喜んでいらっしゃると思います。
先生も、どうぞお身体お気をつけなさってくださいね。
Posted by: 鎌倉山 | 2008年10月10日 21:06
BANBIさん、私は美容外科を辞めることはありません。なぜかというと、きれいになって感謝されることが楽しいからです。たとえ、兄のクリニックで整形外科医になっても美容外科は続けます。
きよさんはいわきの方ですか?お子さんを医師にするには両親の努力も必要です。これから大変でしょうが、何かありましたら相談にのりますよ。私は優等生ではなかったので、役に立つ話ができるかもしれません。
鎌倉山さんも、さぞかしお辛かったでしょう。私はバイタリティだけで生きている人間です。充分に健康に注意して長生きしたいと思います。
皆さんありがとうございます。
Posted by: 志賀由章 | 2008年10月11日 16:02