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私が16歳(高1)のころ2歳年上(高3)のガールフレンドがいました。

その子は学年の三大美女といわれるほど美しい女性で、なぜか私なんかとつき合ってくれていたのです。しかし、その当時の私は現代の子と違って、30年前の純情少年でしたから、デートでは手をつなぐことしかしませんでした。それも、彼女のほうから手をつないでくれたのです。

学校が終わると、市内の図書館に二人で行って勉強し、図書館の帰りは喫茶店でコーヒーを飲みました。その当時は、学校の帰りに喫茶店に立ち寄るなんてことは不良のすることでしたから、大変なことをしていたのです。

しかし、楽しい1年はあっという間で、お別れの日が来てしまいました。

彼女は東京の日本女子大学に合格したのです。東京に行く前の日、二人でいつもの喫茶店に行きました。

「僕も必ず東京の医大に行くから、それまで待っててね。」

「うん。志賀君も私のこと忘れないでね。手紙もたくさん書くからね。勉強もたくさんするのよ(涙)。」

「うん、わかった。」

そして、彼女は東京へ旅立ったのでした。

その当時は携帯電話などありませんでしたし、それぞれの家に電話がある時代ではなかったので、連絡手段は手紙でした。私はサイモンとガーファンクルのテープを擦り切れるほど聴きながら、勉強の合間に毎日、手紙を書きました。彼女からも毎日のように返事がきました。しかし、夏が近づいたころから、手紙の回数は減ってきたのです。さらに、便箋は早稲田大学 理工学部のものになっていました。たぶん早稲田大学の彼氏ができたのでしょう。その年の夏休みにも再会できず、私の高校時代の淡い恋は終わったのでした。

先日、サイモンとガーファンクルの大阪公演がありました。そのポスターを観ていたら「あなたは40年前になにをしていましたか」のタイトル。つい、高校時代のことを思い出してしまいました(私にとっては34年前のことですが)。

音楽はその時のことを思い出させてくれます。今回のサイモンとガーファンクルの一時的な再結成は、ファンである私にとっては夢のようでした。一緒に行った妻とは年が離れているので、あまり知らないらしく、涙をしながら聞いている私の隣でスヤスヤと寝ておりました。

 

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